先日、オートモビリア担当MISCELAが自動車博物館に触れていたのでトリノにある自動車博物館の備忘録です。
トリノにある自動車博物館はおそらく自動車に興味のない人が訪れてもきっと楽しめるところであると思います。
大人から子どもまで楽しいのではないでしょうか。
また、常設とあわせて企画展もあり、そちらもまた見ごたえがあります。
数年前幸運にもジウジアーロ展に行くことができました。
GIUGIARO E IL SUO PERCOLSO
novemvre 2016- febbraio 2017
Museo dell’Automobile di Torino
という企画展で2月に訪れたのでどうやら滑り込み。
確かこの旅はドイツのデュッセルドルフ入りしてトリノに飛んでそのあとシチリアのカターニアに寄ってローマに滞在したという激しい旅でた。
このジウジアーロの絵をみてダンテ・ジアコーザがむむ、と思ったとか。
ジウジアーロのおじいさんが彼の絵の才能を見抜いてその道の学校に進ませたらしいですがおじいさますごいです。
常設の最後には名だたるデザイナーたちがこの博物館に寄贈したお気に入りがあって、ジウジアーロはステッドラーのペンホルダーでした。
学生の頃から使っていたものと同じだったので気分が高揚。憧れの人と同じ道具を使っているってちょっとうれしいですよね。
常設に戻って順路は時代を追っていくことになります。
クラッシックカー時代から未来の車まで。
許される時間にもよりますが、いろいろな車種の古いコマーシャルを見ることができるブースや展示をちょっとした移動するカートで見ることができたりと全部堪能したら半日ではぎりぎりの時間かもしれません。
大好きなバブルカーISETTAが箱に入っていたりと展示の仕方が楽しいのです。
また、巷に出回るチンクエチェントのオフィシャルアイテムでないものも上手にならべていて、それも「マニアたちの~」といったテーマとなっていてなんでも楽しんでしまうところが面白い。
そして、欲しい!と思ったのがこちら↓
パンダのキッチン!
最近ではすっかり貴重な存在となっているので、半分になってしまって、あ~という感もありますが。
トリノ自動車博物館
Museo dell’Automobile di Torino
Corso Unità d’Italia, 40, 10126 Torino TO, ITALIA
ホームページ:https://www.museoauto.com
月曜日: 10:00~14:00
火曜~日曜日: 10:00~19:00
※最新情報はご確認ください。
地下鉄でも行くことができるのでアクセスもいいです。
メトロのFIATといえばのLINGOTTO駅から歩いて10分ほどです。
2月でしたので寒々しい景色でしたが、道路をはさんでポー川添いにあるので季節がいい季節にはお散歩と合わせてよさそうです。
capricciは車は後ろ姿がかっこいいのがいい、とか感覚的な好き、なのでもっとディープな視点でオートモビリア担当MISCELAが博物館レポートしてくれるかもしれません。
この日は2月でしたが、枝にレジ袋やらいろいろ引っかかっていて数日前に増水したのか、木々が七夕飾りのようになっていました😓
寒い季節にしかトリノを訪れたことがないので気持ちのいい季節にも訪れたいです。
でも、そうするとトリノ名物のトロリとしたホットチョコレート、ビチェリンを飲む機会がないかも。
最後にここを訪れたのは2020年3月。
まだピエモンテ州はロンバルディア州やヴェネト州に比べると疫禍がひろがっていなかったので、出足は鈍り始めていたものの、博物館なども開いていました。
人々もおだやかでした。
が、ロックダウンをコンテ前首相が発表してから人々は少し険しくなった気がします。
いつかまた訪れることができることを祈って。
そして平和も祈ります。
2年前のイタリア脱出劇はこちらです。