ポストモダンという響きに懐かしさを感じるのはおそらく建築の学生の時代に建築雑誌に登場した建築がポストモダンであったからだと思う。
ポストモダンデザインの入り口は建築であった。
料理も雑貨も化粧品もフランスのものであふれていた時代あるとき三色旗の青が緑になった。
その時代に日本にもデザイン事務所があったソットサス。
日本で私たちが触れることのなかった斬新なデザインはいきなりイタリアデザインというものを植え付けたような気がする。
知ってみればそのデザインが一時代を象徴していたものであってあくまでも当時のイタリアデザインを代表していて総括しているわけではなかった、というのは後になってイタリアにたくさん触れるようになってわかった。
日常生活の中でイタリアからやってきたポストモダンは溶け込める環境ではなかったからどこかはたから眺めている感じがあった。
今回このポストモダンデザインのドットのポットたちに出会ったときに懐かしさを感じたのは学生時代に触れた当時の情報からだったと思う。
赤いバラを挿したくなったのはポストモダンという言葉の中で倉俣史朗の花をちりばめたデザインがよぎったのではないだろうか。
ミルクピッチャーという役割を与えられたこちらのポットですが花を挿してインテリアとしてお部屋の隅にも似合いそうです。
反転はしているけれど、不揃いなドットが雪を思わせなくもない、でしょうか。
取り扱いはこちらになります。ヴィンテージをお楽しみください。
ポストモダンデザインのミルクピッチャー/クリーマー
ポストモダンデザインのシュガーポット
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