イタリア文化会館で開催されている「イタリア玩具の世界」展へ行ってまいりました。
当店でのおなじみのキャラクターがいました、カリメロにトポジージョ、もちろんピノッキオも。
特にカリメロはジャッポネーゼに馴染み深すぎて日本で生まれたキャラクターと思われている方も多いようです。
さらにアニメーションのキャラクターではなく広告のキャラクターなのです。
そして今回、カリメロのストーリーに関する白いカリメロの人形を見ることができて興奮しております。
展示のタイトルにイタリア玩具、とありますがブリキのおもちゃの中で顔が平たくて親近感があるおもちゃと思ったら日本製でした。
イタリアやフランスでブリキに関して日本製はすごいよとよくお褒めのお言葉をいただくのですが、
色使いとかイラストの愛嬌とかかわいらしさのようなものはヨーロッパにはかなわないのではないかなと思います。
人形ですがやはりレンチの人形のお顔はキュートで品がありました。
展示なのでさすがにブリキのおもちゃをひっくり返すわけにはいきませんでしたが
見た感じではイタリアのブリキのINGAPやマルケジーニはなかったように思われます。
何はともあれ、白いカリメロに出会えたのは貴重でした。
古い「ピノッキオの冒険」の本もありました。
イラストから判断して1800年代のものではないでしょうか。
また、イラストレーターがトリノ出身と言うことでピエモンテ界隈で見かけるアッティーロ・ムッシーノのイラストの本もありました。
こちらはcapricciでも取扱があるので、また改めてご紹介したいと思います。
ピノキオの本はコッローディの生まれのトスカーナ界隈でよく見かけるのですが
ムッシーノのイラストの本はピエモンテ界隈のディーラーがトリノのイラストレーターだよ、と誇りを持っておすすめしてきます。
自分の居る土地を大切にすることは聞いている方もいいものです。
「イタリア玩具の世界」展
会場:イタリア文化会館エキジビションホール
会期 :6月28日(水)~8月23日(水)11:00~17:00
https://iictokyo.esteri.it/iic_tokyo/ja/gli_eventi/calendario/2023/06/giocare-a-regola-d-arte.html
イタリア文化会館と神保町はお散歩セットコースなのですが、平日の神保町といったらはちまきの天丼、が定休日のため
古本屋街からすこしはずれた洋食屋さんで昼食の後移転したラドリオで休憩。
いやはや、神保町も大手の出版社、書店のビルをはじめ、あちらこちらでビルの取り壊し中で街の顔が変わってきました。