7月も半ばを過ぎ、前半も暑い中骨董市、蚤の市にお立ち寄りいただきありがとうございました。
年々暑くなるように思うのは気のせいでしょうか。
気温が明らかに変化したのは7,8年くらいでしょうか。海街は海からの風と緑の豊かさのおかげか、夏場でもエアコンを入れなくてもすやすやと眠れたものでした。むしろ半袖や短いズボンでは冷えてしまうくらいだったと記憶しています。
それがここ5年以上は夜間もエアコン必須となりました。
先日の骨董市、最近では半数以上、もしかすると3分の2以上が海外からの旅行者で来場者を占めるようになりました。
以前は着こなしでなんとなく見分けがついたアジア人も今はなかなか難しく、日本語話者でない方に日本語で話し始めたり、日本語話者に英語で話しかけたり。また西洋人かと思い英語で話せば、片親が日本人で流暢な日本語話したりと、多様になりました。
先日の骨董市では、お買い物していただいた方々の中に、戦時中の方々がいました。そしてどちらも世間的には弱い方をがんがんに攻め続けている国の方でした。
たくさんの連れの方といっしょでしたが、みなさん楽しそうでしたが、なんだかこちらが不思議な気持ちになってしまいました。
この情勢の中で、自分の出自を堂々と言えるんだ、とか。クレジットカード使えるんだ、とか。
もちろん一般市民なら普通に生活できることにこしたことはないですが、その一方で度重なる空爆を受けている人びとがいる。方や戦争ですが、もう一方は一方的な殺戮に近い攻撃。
日本がもし、どこかに攻め入っている立場で、自国の外でわたしは日本人です、とあえて名乗ることができるであろうかと考えてしまいました。
それとも彼らは正当なことをしていると信じているから他国で堂々としていられるのでしょうか。
なんだか暑さでぼんやりとしている中、ことのほかとても選んだ物を気に入ってくださり、とても褒め言葉をいただいたがゆえに、余計複雑な気持ちになってしましました。
何はともあれ、すっきりとした気持ちになれる世界情勢になってほしいものです。