ローマー羽田線が開通します、とアナウンスされ何度再延期されたかもう覚えていないくらい。
2022年11月6日、ITA Airwaysは本当に羽田にやってきた。
本当に来たのなら乗ってみよう、ITA airwaysを使ってみよう、ということで乗ってみました。
だいぶ話は端折っておりますが。
オンラインでチケットを購入。
その時からイタリア旅にはつきもののいろいろ、がすでに始まっていたのだった。
往路復路の日付を選んで、カード番号を入力して
えいっ!ポチッと購入ボタンを押す。
行くのだ、2年ぶりにイタリアへ。
さて、購入ボタンを押したあと、画面はITA Airwaysのロゴを目の前にぐるぐるとカーソルが回ったままである。
むむ、長い。
1分は経過したであろう、画面が切り替わったところで
テクニカルエラーにより、以下に電話するように、と
イタリアの電話番号が表示されているではないか。
はぁ~でた~
その時間はイタリアは丑三つ時。
連絡がつくわけもなく、東京の電話番号へ。
予約番号は採番されていたので、予約番号を伝える。
予約は承っております、ということで手動でメールがやってきた。
なんとも、電話は転送された感じで、相手の声は
部屋で反響していて、リモート感が伝わってくる。
スタートからこれか、と感じつつも
予約が取れていたならよい、と遠くはない出発に向けて
気持ちを切り替えた。
2週間後にはローマの空の下のはず、である。
あっという間に10日間は過ぎてゆき、
出発48時間目を切り、オンラインチェックインを試みる。
「あなたのフライトはみつかりません」
はい?
イタリア行く気満々なんですけれど。
もう一度試す。
「あなたのフライトはみつかりません」
そうですか。
なにがなんでも行くんですよ!
またカスタマーセンターに電話する。
おそらく前回と同じ方とお見受けする。
決済がうまくいっていなかったようです、とのこと。
今更ですか。前回電話したときにそこを突いていただきたかった。
原因を追及するにはイタリア本部と~云々、でもこの時間は~云々
いやいや、今原因追及している余裕はなく、
必要なのは席です、席!
悠長である。
とりあえず30分後にもう一度電話してください。
が2回続いた。
あちらからこちらには電話できないそうだ。
ひょっとして日本にいない?
その日3度目の電話の時、別の方が出た。
お話の仕方が、そう、プロな感じで少し安心したが
結局は出発2日前にオンラインでもう一度航空券を買うことになった。
そう、出発2日前まで私にはイタリア行きのチケットはなかったのだ。
こういうときは、空港で荷物を預けて飛ぶまで何があるかわからない。
長い48時間であった。
いよいよ当日、久しぶりの羽田の国際線。
席がほんとうにあるのだろうか、と緊張の発券。
ありました、席。
当日、ようやくイタリア出発へのスイッチがオンに。
チェックインカウンターがオープンするのが搭乗時間を
2時間切っているので、荷物を預けてからがなかなか忙しい。
成田ほど大きくはないのでゲートまでは遠くはないのがよいですね。
お昼時なので軽めにお食事をしたいところですが
その軽めの食事があまりない。
化粧品の類を切らしていたので買いたかったが
見事なくらい品切ればかり。
空港利用者が戻ってきたからなのでしょうか。
この日はちょうどAS ROMAが親善試合で来日するとやらで
到着したばかりのITA Airwaysに乗っていたらしい。
まったく11:30くらいに到着した飛行機が13:00過ぎには折り返すのだからすごい。
出発が1時間くらい遅れて、離陸。
15時間という長旅のはじまり。
さて、映画は何をみようかな。