イタリア旅の振り返り #6

イタリア旅の振り返り #5より

イタリアに着いてから定宿に一泊してから夜行列車に乗り、シチリアの旅を終えてローマ定宿に戻り、ようやくアパルタメントへの引っ越しの日。
シチリアで少し連泊はあったものの、イタリアに着いてからほとんど移動のあと、ローマに戻って来て、翌日夕方に引っ越し。
引っ越しが終われば残りの滞在はアパルタメント住まいなので、ここは頑張りどころです。
荷物の入ったスーツケースに預けてあった空のスーツケースが加わり、機内用の小さなキャリーバッグとあわせて千手観音になりたい気持ち。

夕方の移動のために休めばよいもののここはローマ、休んでいる気分にはなれず、まずは朝食前の日の出前にお散歩。
テルミニ駅界隈から気がつけばコロッセオで日の出を拝んでいました。
ピンク色に染まるフォロロマーノは人気も少なく最高です。途中で合うのは犬の散歩中の人びと。
日中の喧騒からは程遠く。

荷物が多いので、といっても到着するのはかわいらしいサイズのタクシー。
プリウスタクシーが本当に多くなりました、イタリア。
タクシーのラジオはラジオロマニスタが流れていました。ASローマにはローマ精神を持つ監督が必要云々。
さてラツィアーレが乗車したらどうなるのでしょう。
喧嘩が始まる?

到着したアパルタメントは快適そうでした。
オーナーの息子さんらしき青年が現れ、あっさりとしたアパルタメントの説明を受け、とりあえず今回はタクシーの移動が多そうなので、おすすめタクシーを聞くと、FREENOWというアプリを教えてもらいました。
今回はこのアプリを重宝したのですが、いろいろ注意するところもあるようです。
日本では使えませんが、抜け目ないタクシー運転手との交渉する覚悟が必要な場面もあるかもしれません。
それはアプリを使用するしない関係なくでてきそうですね、特にローマ。

他のタクシーアプリを使ったことがないので、比較はできませんがFREENOWアプリについて参考までに書き留めておきます。

自分の居場所の住所、こちらは位置情報でだいだい正しい住所が出てきます。
目的地の住所を入れて、タクシーを探します。
この時までにアカウントを作成して、支払い用のクレジットカードを登録しておく必要があります。

タクシーを探すといくつか候補が出てきて見積もり価格もさまざまな、来てくれるタクシーのリストが出てきます。
たいてい一番価格が高いのは固定された料金なので、「アプリ上のお約束」では、その額がきっかり支払額になります。
他のは見積もり額なので、実際にかかった額に手数料を支払うことになります。
こちらが支払う手数料は当時は3ユーロ。日本でいう呼び出し料金といった感じでしょうか。
滞在中何度か利用して一回だけでしたが、固定額で呼んだのに、実際はもっとかかったようで、差額を請求されました。
支払いはアプリ経由で行われます。

ドライバーとしてはアプリをキャンセルして直接支払ってもらうのが理想のようですが。
そうすればおそらくこちらも手数料も払わないので3ユーロは安くなるかもしれませんが、アプリで払っています。

先の見積もりを超えてしまったドライバーは差額は現金で要求してきました。
アプリは固定金額なのでこの場合はそれ以上は請求できないお約束です。

一方、見積もりの額での契約では実際にかかった額をアプリ経由で支払うことになります。
見積もりなので安くなる可能性もあるでしょう。

固定額の契約で実走はそれを超えてしまった場合がありました。
あ~というがっかりな声が漏れていたので、チップを上乗せという形をとりました。
その必要があるかどうかはわかりませんが。
場合によっては固定料金の際、ドライバーの方が得することもあるでしょうし。

  • 電話による車番の聞き間違えがない。
  • ドライバーの評価式なので、評価がどうか確認できる。
  • 何分で来るかが随時更新され、すぐ来る。今回は5分以上待った記憶がありません。
  • 車種が表示されているのでどれが自分の呼んだタクシーか当たりがつけやすい。
  • 選ぶときにメッセージを書き込めるので、荷物多めなどあらかじめこちらの状況を伝えられる。

以上がよかった点です。

このFREENOWに満足しておりますが、もしよりよいタクシーアプリがありましたら教えてください!

借りたアパルタメントは周囲も部屋自体も定宿にしたいところだけれど、エアビーもこのエリアまで来たかと言うところです。
メトロの終点から数駅前のエリアでメトロ駅には近く、日常生活には文句なしですが、果たして周囲の生活者はどう感じているのだろうと思うと少し居心地が悪くなる、ローマっ子がほとんどのエリアです。
みなさま顔を合わせばボンジョルノ!と気持ちよく挨拶してくれるけれど内心どうなのでしょう。
挨拶は警戒の裏返しでもあるし、閑静な住宅街ゴロゴロとスーツケース。
今回は数週間滞在しましたが、数日単位で知らない人が入れ替わり立ち替わりでは住民の方はさぞ落ち着かないことでしょう。
ちょうど新聞でもついに公営住宅にもAirbnbが!の記事が掲載されていました。

引っ越しの日はスーパーマーケットの惣菜コーナーで惣菜を調達して、ビールとワイン、AMICAチップを追加し夕食です。
なんでしょう、ローマっ子はまるでずっと前から知っているように接してくるのですよね。
だからつい気を許してまたこの街に戻ってきてしまうのです。

身の回りのものをクローゼットなどに収めて、さてカモメの鳴き声で目覚めるローマの日常が始まります。

翌朝は食材の調達に。近くのメルカートコペルトへ。
以前この界隈に長期に居たことがあるので、今回もこのメルカートは決め手のポイントでした。

滑り込みでポルチーニの季節に間に合い、その日はポルチーニパスタに即決。
サラダはルッコラは必須なので山のように購入。
手打ちパスタ屋さんでポルチーニに合う生パスタを選んでもらい、お花を買って帰宅。

そして買い物の荷物を置いたらローマ散歩へ。
大好きなトラステヴェレは飲食店のテーブルだらけでそぞろ歩きの感じでもなく、右に左に人をよけ。

人気のいないところに行けば見つけたかわいこちゃんチンクエチェントを発見。

お腹がすいたので内装もメニュウもロマニッシモなトラットリアで昼食をとることに。
注文したものと出てきたものの量のイメージが違い過ぎて思わず「これ頼んでないよ」と言ったら
どうやら注文した通りのもの。
恐ろしい量だったので、可能なら注文したパスタのキャンセルを依頼。
快く受けてくれたので、また次回に来ることをお約束しました。

注文したのはローマらしくクイントクワルト料理やポルペッタ、ローカルなチーズなどを少しずつ楽しめる一皿。
メニュウにもそう書いてあるけれど、まず少しじゃないし、一皿じゃないし!
プリモピアットに入る前にお腹がはちきれんばかりのご馳走でした。

ということで、他の料理を頂きにこちらへは滞在中2度ほど食べに行くことになりました。

つづく

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